ストックフォトで売れる!タグ付けのコツと実践法

ストックフォトで売れる!タグ付けのコツと実践法

ストックフォトで写真を販売する際、写真のクオリティはもちろん大切ですが、同じくらい重要なのが「タグ付け」です。タグは検索されるためのキーワードであり、適切に設定しなければ写真が見つからず、販売チャンスを逃してしまいます。逆に言えば、正しいタグ付けを徹底するだけで、売れる可能性は大きく高まります。

タグは「被写体」「場所」「季節」「シチュエーション」など、写真を説明する要素をもれなく入れることが大切です。例えば富士山の写真なら「mount fuji」「富士山」「山」「雪」「冬」「日本」「風景」など、見る人が検索しそうなキーワードを幅広く入れます。

ただし、写真と関係のないタグを無理につけるのは逆効果。検索精度が下がり、購入者からの信頼も失います。あくまで写真に即したタグをできるだけ多く入れるのが基本です。

例えば、秋の紅葉を撮った写真の場合:

  • 良いタグ例:「autumn」「fall」「紅葉」「赤い葉」「楓」「公園」「日本」「自然」「観光」
  • 悪いタグ例:「春」「桜」「海」「ビジネス」 → 実際の写真と関係ないため逆効果

購入者が検索するときの気持ちをイメージすると、自然と適切なタグが選べます。

Adobe Stockは世界中のユーザーが利用しているため、基本は 英語タグが推奨 されています。日本語で登録しても自動翻訳されますが、その精度は完璧ではなく、意図と違うタグに変換されることもあります。

例えば「富士山」を日本語でタグ付けした場合、自動的に「Fuji Mountain」となることがあります。しかし、実際には海外では「Mount Fuji」という表現のほうが検索されやすく、結果的に露出が下がってしまうのです。

👉 Adobeでは 最初から英語で入力 しておくほうが、確実に検索にヒットしやすくなります。

英語タグのちょっとしたコツ

英語タグを入力するときは、シンプルで一般的な単語を選ぶのがポイントです。また、単数形だけでなく複数形も追加しておくと検索に引っかかりやすくなります。例えば「tree」だけでなく「trees」も、「leaf」だけでなく「leaves」も入れておくと安心です。

一方、PIXTAは国内のユーザーが中心です。検索も基本的に日本語なので、日本語タグだけで十分 です。

例えば「紅葉」「温泉」「寿司」といった日本ならではの被写体は、日本語で丁寧にタグを入れることで購入者に届きやすくなります。実際に私もPIXTAで販売していて、日本語だけのタグでもきちんと売れています。

私が意識しているのは、とにかくタグを上限まで入れることです。どのサービスでもタグには最大数が決められていますが、最初のころは面倒で20個くらいしか入れていませんでした。その結果、写真がなかなか検索に出てこず、販売数も伸びませんでした。

ところが、あるとき「タグは全部埋めるべき」と知り、徹底的に入力するようにしたところ、露出が増えてダウンロード数も上がりました。関係のないワードを入れるのはNGですが、写真を的確に表すタグなら数が多いほど有利です。これは私自身の実体験として強く感じている部分です。

まとめ:タグ付けを戦略的に考えよう

  • Adobe Stock → 英語タグが基本(海外ユーザーに届きやすい)
  • PIXTA → 日本語タグで十分(国内ユーザーがメイン)
  • タグは必ず上限まで入れる!検索露出が増える大きなポイント

つまり「どのマーケットを狙うか」によって使う言語を変えつつ、タグ数も可能な限り入れるのが効果的です。少し手間はかかりますが、この工夫が売上に直結します。タグ付けはストックフォトの成果を左右する最も重要な作業のひとつ。今日からぜひ意識してみてください。